新ゴリラはトリプル衛星測位で自車位置を正確に測位

パナソニックのポータブルナビ「ゴリラ」のニューモデルが4機種登場。5型モデルが6月12日、7型モデルが7月10日から発売される予定だ。


この夏の新ゴリラは、7型が3機種、5型が1機種の計4モデル。うち7型の1モデルはカメラを搭載したゴリラアイだ。4機種の型番は以下の通り。

カメラ付きのCN-GP747VD
・CN-GP747VD
・CN-GP745VD
・CN-GP740D
・CN-GP540D

画面サイズや機能の違いは、下記の表を参考にして欲しい。


GPSとみちびき&グロナスのトリプル衛星測位
新ゴリラの最大の特徴は、トリプル衛星受信とジャイロセンサーを使ったマルチ自車位置測位機能だ。トリプル衛星とは従来のカーナビが利用しているGPS(グローバル・ポジショニング・システム=全地球測位システム)と、試験運用中の準天頂衛星みちびき、ロシアが運用する衛星測位システムGLONAS(グロナス)の3つ。ビル街や山間部でGPSの電波を受信しにくいケースでも、みちびきやグロナスの電波がキャッチできれば、正確な測位ができる。またジャイロセンサーを搭載しているので、衛星の電波がキャッチできない高架下の道などでも、自車位置マークが止まること無く走行に合わせて動く。GPSだけで測位を行うPNDやスマホのナビアプリと比べて、自車位置は正確だ。

さらに7型モデルは、オプションのOBD2(On-board diagnostics2 )アダプターの接続に対応。これを介して速度や移動距離等の情報をカーナビに取り込むので、長いトンネル等でも本格AVナビ同様、正確な自車位置を表示できる。またOBD2アダプターを使えば、速度やエンジン回転数等の情報も、カーナビの画面に表示可能。このOBD2アダプターは、2014年冬に発売の予定だ。

CN-GP747VDはカメラ付き
ゴリラアイCN-GP747VDは、モニターの背面に背負ったカメラで、ドライブ中の風景を常時録画可能。道路マップの更新は2017年11月30日まで無料でできるし、FM-VICSの渋滞情報も見られる。CN-GP745VDはCN-GP747VDからカメラを省いたようなモデルで、やはり道路マップの無料更新とFM-VICS付き。CN-GP740Dは、道路マップ無料更新とFM-VICS未対応のベーシック機だ。

CN-GP540Dは5型モニター搭載のベーシックタイプ。全モデル、ワンセグチューナーを内蔵し、TV受信もできる。

新ゴリラで唯一の5型モデル、CN-GP54D
2DINサイズのカーナビの装着が不可能なクルマが増えつつある今、ポータブルナビがまた見直される可能性もある。ただ、従来のポータブルナビの弱点は、自車位置の測位精度。この点をトリプル衛星受信&ジャイロのマルチ自車位置測位で対応し、別売のOBD2アダプターを追加すれば、本格AVナビと遜色ない測位精度が得られる点が、新ゴリラの最大の魅力といえよう。

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