ケンウッド彩速ナビがWi-Fi&音声操作を採用して魅力UP

スマホ&タブレット風の快速操作とスマホアプリ連携、彩り鮮やかな画像で人気のケンウッド「彩速ナビ」。その最上位機種「タイプZ」がモデルチェンジし、1月中旬から発売される。



新しい彩速ナビ・タイプZは2DINサイズのMDV-Z701と横幅200mmワイドモデルのMDV-Z701Wの2タイプ。ともにWVGAの7型ワイド・プレミアム・ファインビュー・モニターを搭載し、地図データを格納するメモリーは16GB車載スペックSSDを使用。内蔵地デジチューナーは12セグ+ワンセグのフルセグ対応で、Bluetoothを内蔵するなど、2台の機能やスペックは同等だ。ただボディサイズが異なり、それにそれに伴ってボタン類のデザインや配置が違うと思えばいい。価格はオープンだが、市場での実売価格は両モデルとも13万円前後と予想される。
MDV-Z701は2DINモデル
横幅200mmのワイドモデルはMDV-Z701W
昨年型の彩速ナビと大きく異なるのは、USBに接続するWi-Fiアダプタを付属し、Wi-Fi接続に対応したことだ。これにより、スマートフォンやモバイルルーターをアクセスポイントとして、デジタル・メディア・サーバー(DMS)機器とワイヤレス接続して音楽や動画の再生が可能。スキップやサーチなどの操作も、カーナビの画面でできる。

また、昨年モデルは渋滞や天気予報などの情報をスマートフォン経由で取得できるスマホアプリ「KENWOOD Drive Info.」との連携は、有線接続(iPhone)とBluetooth使用のワイヤレス接続が混在していたが、新モデルではWi-Fiテザリングによる接続が可能。iPhoneも、有線接続せずに渋滞をはじめとしたさまざまな情報を取得できるし、開通予定道路情報データやオービスデータのダウンロードもWi-Fiテザリングでできる。

そのため、Bluetoothは主にスマホの音声認識機能と彩速ナビの連携に利用することに。iPhoneなら電話やメール、音楽再生、天気予報の確認などが音声によるハンズフリー操作でできるし、Androidの場合は音声対話アシスタントアプリ「mia(ミア)」を使って、対話型の検索や端末操作ができる。また音声ダイヤルも可能だ。

フリック&ドラッグ、ピンチイン&アウトといったスマホ風のタッチ操作ができるのは昨年モデルと同じ。NaviConを始めとしたスマホアプリとの連携も、昨年モデルと変わらない。2014年型彩速ナビは、好評だった昨年モデルにWi-Fi接続とボイスコントロールが加わり、さらに魅力を増しているようだ。

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