クラリオンからスマートアクセス対応のエントリーAVナビ登場

クラリオンが6.2型モニターを搭載したエントリーAVナビのスマートアクセス対応版、NX513(オープン価格)を8月上旬から発売する。


本体は6月に発売済みのエントリーAVナビ、NX403がベース。8GBマイクロSDを使用したメモリーAVナビで、モニターは6.2型のワイドVGA。ハンズフリーと音楽のストリーミング再生が可能なBluetoothを内蔵し、地図データベースが昭文社製なのも同じだが、NX403が「マップルナビ4」なのに対し、NX513は2013年春版の地図データを収録し、まっぷるマガジンの観光情報が使いやすくなった「まっぷる おでかけBANK」を新搭載するなど、より進化した「マップルナビ5」を採用している。他にもNX403との違いはあって、NX513にはHDMI入力を装備。ただし内蔵の地デジチューナーは、NX403が2チューナー×2アンテナで12セグ+ワンセグ受信に対応していたのに対し、NX513はワンセグのみ受信可能だ。


スマートアクセスは、クラウド型の情報ネットワークサービス。手持ちのスマートフォンに「Smart Access」をインストールしておけば、インターネット経由で最先端のクラウドを活用したサービスを受けることができる。今のところインターネットラジオやYouTube、FaceBook等のSNSをカーナビの画面で使えるスマートフォン連携が主軸だが、今後もさまざまなサービスが増える可能性がある。

iPhoneとAndroidの両スマホに対応しており、別売ケーブルを利用して接続。iPhone5の接続には対応していないが、Android用と称したHDMI端子を装備しているので、これを活用し別売アダプター&アップル純正ライトニングケーブルを介して接続すれば、iPhone5とナビ画面をミラーリングできる可能性はある。未検証なので確実にとは言えないが、試してみる価値はアリだ。

地図のスクロールやAVメニューの選択などはフリックオペレーションで。地図の縮小/拡大もピンチイン/アウトでできるなど、スマホ感覚で操作できる。いわば、本体にナビデータを持ったディスプレイオーディオのようなものをイメージすればいいかもしれない。ディスプレイオーディオのようなリーズナブルにスマホアプリもナビも使えて、音楽&動画再生もできる機器が欲しいけど、スマホのナビアプリでは測位精度も含めてちょっと不安という人には、ぴったりかも。

・クラリオン