ケンウッドのエントリー「彩速ナビ」が新型に!

人気のケンウッド「彩速ナビ」のエントリーモデルが、新型に変わります。

6.1型ワイドモニター搭載のエントリー「彩速ナビ」は、これまでMDV-323の1機種でしたが、新モデルは12セグ(2チューナー×2アンテナ)+ワンセグのフルセグチューナーを内蔵したMDV-434DTと、ワンセグチューナー内蔵のMDV-333(ともにオープン価格)の2機種に増殖。画面サイズは6.1型ワイドと変わりませんが、QVGAからVGAに変更し、画像がきめ細かく、より美しくなっています。

ケンウッドMDV-434DTは6.1型WVGAモニター&フルセグ地デジチューナー搭載

ナビデータを格納するメモリーは従来同様、容量8GBの車載スペックSSD。ジェットレスポンスエンジンⅡやS3フォーマットとのコンビネーションで、スクロールを始めとした動作が速いのも従来通りです。

加えて、先に発売されたMDV-737DT/535DT同様、iPhoneアプリ「NaviCon」との連携機能を採用。ナビに内蔵の検索機能は住所が約3800万件、電話番号が個人宅2700万件+タウンページ約830万件など一般的なものですが、NaviConおよび多彩なNaviCon連携アプリで検索した地点を簡単にMDV-434DT/333に転送できるため、iPhoneユーザーなら、さらにさまざまな検索方法が使えます。

地図更新に関しても、MDV-737DT/535DT同様、KENWOOD MapFan Clubへの加入&12ヶ月以上継続という条件付きながら、無料で地図更新データのダウンロードが可能。また、開通予定情報をあらかじめ地図データベースに格納しておき、開通後すぐに地図に反映できるのも、MDV-737DT/535DTと同じ使用です。

AV機能も充実。まずUSBが背面に移動したので、iPhone等を接続したときの見た目がスッキリしたし、MDV-323でUSBスロットがあったフロントパネル左下にはマイクロSDスロットを装備。CDの音楽を4倍速でリッピングしたり、音楽/動画の再生ができます。もちろんUSBメモリーなどのUSBデバイスに保存した音楽/動画も再生可能。再生可能なフォーマットは、USB/マイクロSDともMP3/WMA/AAC/FLAC/WAV/AVI/MP4/WMVで、サンプリング周波数は96kHz/24bitまで対応しています。

またPCアプリのKENWOOD Music Editor-VXIIを使えば、USBやマイクロSDカードに保存した音楽も、iTunesのようにアーティスト名や曲名、アルバム名から選曲したり、ジャケット写真を画面上に表示したりが可能。KENWOOD Music Info.というiPhoneアプリをインストールしておけば、Roviデータベースサーバーから楽曲情報を収録して、録音した音楽のデータベースを取得することもできます。

さらにAndroidスマートフォンの音楽も再生可能。こちらもKENWOOD Music Controlというアプリを使用すれば、アーティスト別、ジャンル別などの項目から選曲できるほか、曲調を分析して似たタイプの曲を自動的にプレイリストにまとめる機能もあり。iPhoneなら、別売iPodインターフェースケーブルで接続しEXT(エクスターナル)モードに切り換えることで、YouTubeの映像をナビ画面で見ることもできるなど、メディア対応力はAVナビの中でもトップクラスでしょう。

サウンドカスタマイズ機能は、このクラスにしては充実。グラフィックイコライザーは13バンドだし、クロスオーバーは調整範囲まで記載されていないものの、トゥイーターレベルの調整も可能とのこと。内蔵4chアンプをすべてフロントスピーカーに使い、フロント2ウェイ・マルチアンプシステムを内蔵アンプだけで構築できるかもしれません。ほかに、圧縮音源の圧縮時に失われた音を補正するサプリームや、デジタル音源の時間軸の歪みを解消して自然な音に近づけるリアライザー、スピーカー装着位置が低い時に気になる音像を持ち上げる効果があるエレベーションといった機能も搭載しています。

ナビと動画の2画面機能もあり。バックカメラやリアモニターの増設も可能だし、2系統プリアウトによりパワードサブウーファーや外部パワーアンプの増設もできます。この2モデルの発売は5月上旬の予定。実勢価格はMDV-434DTが85,000円前後、MDV-333が75,000円前後とのことで、とくにMDV-434DTはかなりお買い得感があるんじゃないでしょうか。

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