カロッツェリアから普及メインユニット3機種

カロッツェリア・メインユニットの新製品が登場。10月下旬から発売される予定だ。


今回の新製品は、従来のCDレシーバー、DEH-560&DEH-460の後継となるDEH-570(14,700円)&DEH-470(オープン価格)、それにCDプレーヤー無しのUSBレシーバー、MVH-370(8,400円)の3機種。リーズナブルな価格の、お手軽モデルだ。

DEH-570はマルチカラーイルミを採用。キー部/ディスプレイ部の色を変えられる
こちらはDEH-470
DEH-570とDEH-470は、従来モデルをベースに、デザインを手直しした感じ。ボタンの形状などに若干の変更はあるが、基本線は変わっていないようだ。ディスプレイの右横には、USBを装備。iPod/iPhoneやUSBメモリーなどのUSBデバイスを接続して音楽が楽しめる。USBデバイスで再生可能な音楽ファイルは、M[P3/WMA/WAVの3形式。フロントフェイスには、ステレオミニジャックのAUX入力も備えているので、USB接続が不可能な音楽プレーヤーを接続して音楽を楽しむこともできる。

音楽の圧縮時にカットされた成分を補完して、CD並みの音質を実現するアドバンスド・サウンドレトリバーも搭載。ほかに、3バンドイコライザー、かんたんセットアップ機能も搭載する。ここまでは、DEH-570&DEH-470共通の部分。両機の違いは、まずイルミネーションで、DEH-570はマルチカラーLEDイルミの採用により、30色のプリセットカラーのほか、22万色の中から好みの色に設定できる。DEH-470のディスプレイは、ブルーまたはレッドの2曲に切り換えられるだけだ。また、DEH-570は、ディスプレイ部と操作キー部の色を別々に設定可能。従来機のDEH-560もマルチカラー・イルミだったが、ディスプレイ部と操作キーが同時に変わっていたから、このあたりは進化(?)した部分だ。

ほかに、DEH-570はサブウーファー(またはリア)用のプリアウトを装備。DEH-470にはプリアウトが無い。パワードサブウーファー等をシステムアップするつもりならDEH-570、そのつもりがなければDEH-470でも十分ということになろうか。ディスプレイは両機とも、日本語表示には非対応。ただしiPod/iPhone側で操作するように切り換えることができ、この状態ならiPod/iPhoneのディスプレイで曲名等を確認できるので、実用上は問題ないと思う。
MVH-370はメカレスモデル。8400円の安さにびっくり
MVH-370は、USBとAUXをフロントフェイスに装備し、iPodやUSBデバイスに保存した音楽ファイル、USB接続が不可能な音楽プレーヤーの音楽を聴くことができる。CDメカを省いたことでコストダウンを図っているため、価格はなんと8,400円。USBデバイスで再生可能な音楽ファイルは、DEH-570と同じMP3/WMA/WAVで、アドバンスド・サウンドレトリバーや3バンドイコライザー、1系統プリアウトも装備する。いずれにせよ、今回新発売する3モデルは、音質の向上を図るというよりも、オーディオレス車など、音楽を聴けないクルマを、低コストで音楽を聴ける状態にするためのアイテムと思えばいい。

カロッツェリア


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