スウェーデンDLSからコンペティション用スピーカー

DLSはおもにスピーカーを主軸とする、北欧スウェーデンのカーオーディオメーカー。日本では知名度が低いが、ヨーロッパではEMMA(Europe Mobile Media Association)のスポンサーにパイオニアやフォーカルなどとともに名を連ね、競技会にも積極的に参加。好成績を上げることで知名度を高めてきたメーカーだ。

そんなDLSからコンペティション専用スピーカー「Scandinavia(スカンジナビア)」シリーズが発売される。28ミリ・ソフトドームトゥイーターのScandinavia1(78,750円)、75ミリ・ミッドレンジのScandinavia3(78,750円)、2ウェイ専用の16.5センチ・ミッドベース、Scandinavia6/2(152,500円/予価)、3ウェイ用の16.5センチ・ミッドベース、Scandinavia6(152,500円)の4モデルで、すべてバラ(左右ペア)売り。2ウェイシステムならScandinavia1+Scandinavia6/2の組み合わせ、3ウェイシステムであればScandinavia1+Scandinavia3+Scandinavia6を組み合わせればいい。なお、2ウェイ用のパッシブクロスオーバーネットワークは発売を予定。パッシブクロスオーバーネットワーク、3ウェイシステムはマルチアンプが前提となる。
左がトゥイーターのScandinavia1、右はミッドレンジのScandinavia3

トゥイーターのScandinavia1は再生周波数帯域が1〜30kHzと幅広く、耐入力も最大で200Wと高い。ミッドレンジのScandinavia3は、振動板にケブラーを採用。フリーエアまたは密閉型エンクロージャーでの使用を推奨しており、エンクロージャーに入れる場合の推奨容量は1リットルだ。Scandinavia6/2はカーボンファイバーの振動板。2ウェイ用だから、再生周波数帯域は50〜6,000Hzと、高域側の再生レンジが広い設計になっている。Scandinavia6の振動板はアルミコーン。3ウェイ用だけに再生周波数帯域は30〜1,000Hzと高域側を欲張らず、より低い周波数まで再生できる設計だ。なお、Scandinavia6/2は遅れて発売を予定。スペックは以下の通り。
左が2ウェイ用のScandinavia6/2。右はScandinavia6

■Scandinavia1●インピーダンス:4Ω●推奨アンプ定格出力:50〜200W●再生周波数帯域:1,000〜30,000Hz●Fs:655Hz●能率:93dB●推奨クロスポイント:4/5/6kHz●外形:95ミリ●取付内径:84ミリ●奥行:28ミリ
■Scandinavia3●インピーダンス:4Ω●推奨アンプ定格出力:50〜200W●再生周波数帯域:80〜16,000Hz●Fs:80Hz●能率:84dB●推奨クロスポイント:LP300Hz/HP6kHz●外形:84ミリ●取付内径:78ミリ●奥行:45ミリ
■Scandinavia6/2●インピーダンス:4Ω●推奨アンプ定格出力:50〜200W●再生周波数帯域:50〜6,000Hz●能率:85.4dB●外形:165ミリ●取付内径:140ミリ●奥行:67ミリ●Fs:42.7Hz●Re:3.7Ω●Qms:2.97●Vas:15L●Qes:0.54●Qts:0.45●Sd:127c㎡●BL:6.17
■Scandinavia6●インピーダンス:4Ω●推奨アンプ定格出力:50〜200W●再生周波数帯域:30〜1,000Hz●能率:86.7dB●外形:165ミリ●取付内径:140ミリ●奥行:67ミリ●Fs:39Hz●Re:3.4Ω●Qms:2.59●Vas:18.55L●Qes:0.38●Qts:0.33●Sd:129c㎡●BL:6.71

【関連リンク】
シーアート
・DLSの本国サイト