カロッツェリアから同軸カスタムフィットスピーカー

カロッツェリアから、幅広い車種にトレードインできるコアキシャル2ウェイタイプのカスタムフィットスピーカー「Jシリーズ」が登場した。公表のPRSシリーズから始まり、Vシリーズ〜Cシリーズへと引き継がれた「Open&Smoothコンセプト」に基づき、トランジェント、ワイドレンジ、無共振化を追求。トゥイーターの低域側の再生範囲を中域まで拡大し、中域の定位感と音場感を向上させるとともに、クロスポイント付近の周波数特性の乱れを抑えて、音のつながりがいいスムーズな音楽再生を実現するのも「Open&Smoothコンセプト」が意図するところだ。
写真は17センチ・コアキシャル2ウェイのTS-J1710A

ウーファーの振動板は長繊維配合の発泡PPと高強度アラミド繊維テクノーらを一体成形した2層IMX構造のIMXファイバーコーンを採用。軽量かつ高剛性という優れた特性を持つこの振動板は、曲げ、ねじれ、圧縮に強いため、歪みを抑えることができ、大振幅でもたわまずに入力信号を忠実に再現できるのが特徴だ。

トゥイーターはTS-J1719AとTS-J6910Aが3.2センチ口径で、TS-J1610AとTS-J1010Aが2.7センチ口径。チタンダイヤフラムを採用したハードドーム型で、バックチャンバーを組み合わせることで、高域側の再生限界を確保しつつ、低域側のピストンモーション域を拡大を図っている。そのためクロスオーバーポイントを低く設定でした。また、振動板の前には高域の指向性を制御するデフューザーを採用。ディフューザーにはロータリー機構を装備しているので、デフューザーを回転させてフィンの向きを調整すれば、指向性を制御してステレオイメージが明確な音場を得ることも可能だ。

ラインアップは17センチのTS-J1719A(22,050円)、16センチのTS-J1610A(21,000円)、10センチのTS-J1010A(21,000円)、16×24センチ楕円のTS-J6910A(26,250円)の4種類。各スピーカーのスペックは以下の通り。

■TS-J1719A●瞬間最大入力:150W●定格入力:40W●再生周波数帯域:33〜34,000Hz●出力音圧レベル:91dB●インピーダンス:4Ω
■TS-J1610A●瞬間最大入力:120W●定格入力:30W●再生周波数帯域:34〜34,000Hz●出力音圧レベル:90dB●インピーダンス:4Ω
■TS-J1010A●瞬間最大入力:100W●定格入力:25W●再生周波数帯域:39〜34,000Hz●出力音圧レベル:87dB●インピーダンス:4Ω
■TS-J6910A●瞬間最大入力:180W●定格入力:50W●再生周波数帯域:32〜34,000Hz●出力音圧レベル:92dB●インピーダンス:4Ω