パナソニックから2種類の地上デジタルチューナー登場

パナソニックが高画質の12セグ放送とワンセグ放送が楽しめる車載用地上デジタルチューナー2機種を発表した。より広範囲で12セグ放送の受信を可能にする4チューナー×4アンテナ方式のTU-DTX400(68,040円)と、2チューナー×2アンテナ方式のベーシックモデル、TU-DTV40(オープン価格)だ。

サイズは両モデル同じで、幅178×高さ27×奥行き120ミリのコンパクトサイズ。質量はTU-DTX400が約610グラム、TU-DTV40が約600グラムと、従来のTU-DTX300Aに比べて、容積で8%の小型化、12%の軽量化を実現している。また消費電力も、約10%の省エネ化を果たした。

家庭用TVのノウハウを持つパナソニックだけに、地デジを快適に試聴するための機能が充実。見たい番組を簡単に選べる電子番組表や、出かけた先で容易にみたい放送局を選択できるホーム/おでかけ切り替え機能、移動中に受信できなくなった番組をスキップして選局するチャンネルスキップ、受信状態のいい中継局を探し出す中継局サーチは従来モデルから引き継ぎ、新たにこれまで見ていた番組の中継局/系列局を自動で探し出す放送局サーチを搭載した。そのためロングドライブ中、なにも操作しなくても、これまで見ていた番組を長く見続けていられるようになった。

家庭用のデジタルハイビジョンTV「ビエラ」のノウハウを車載向けに進化させた新PEAKSプロセッサーを採用しているので、映像は高画質。もちろん受信状態に応じて12セグとワンセグを自動的に切り替える機能もあるし、データ放送、字幕表示、緊急警報放送にも対応。アンテナは、フロントガラス用のフィルムタイプを付属する。

AV端子は入力出力ともに各1系統。AV入力端子を装備しているので、TV/ナビ側の外部入力端子にあまりが無い場合も、地デジチューナーの増設が可能だし、リモコンとリモコン受光部を付属しているので、さまざまなカーナビ/カーTVへの接続ができる。発売はTU-DTX400が5月26日、TU-DTV40は6月の予定。